2025年には世界でも類をみない全人口の四人に1人が老年人口になる超高齢化社会を目前にした現在、高齢者が長くなった老後期間を心身の健康を維持しつつ、又、介護を必要とする状態となっても、尊厳と生きがいをもって安心して活力ある生活が生涯をとおして住み慣れた地域で送れる長寿社会創りの実現が必要不可欠であると言われております。

　特に高齢者の多くは、できえる限り住み慣れた家族や地域での老後生活を送ることを希望し願っており、こうした希望に答えていく在宅介護が今求められているのが現状であります。
特に、家族が過重負担を負うことのないよう介護サービスの量的・質的な拡充を図り、又地域の介護ニーズに合致したサービスの普遍安定供給が必要であります。

　近江八幡市は、新コールドプランの中部圏域福祉保険計画に基づきデイサービスセンターを設置並びに建設準備中でありますが、市内南西部に位置する当桐原学区は市内で人口が一番多い学区でありながら在宅福祉サービスの拠点となる老人福祉施設は無く、ここに地域在宅のニーズに基づき地域に根付いた在宅サービスの提供を目的に平成9年9月社会福祉法人花水木会を設立許可を受け、老人福祉施設開設をめざし平成10年1月1日開設したものです。

　当法人は、地域住民の方々が安心して利用できる在宅介護サービスを安定供給すると言う生きがいを持って暮らせる社会を創造し、老人デイサービスセンター並びに居宅介護支援事業を平成12年4月1日開設し、介護保険制度に基づき利用定員も老人デイサービス26名、介護保険制度に合った運営を持って、在宅福祉施策の一端を担い行政と補完をもって社会福祉の増進に寄与していくものです。